Vol.56:好奇心

五感をフルに活用した「傾聴」の

基に「好奇心」があります。

  

  

「好奇心」も MR に必須の資質

であると以前に書きました。

  

  

なぜか?

  

そもそも、好奇心がないと

話を聴く気になりませんよね。

  

仕事だから、仕方なしに話を聴いている

では、すぐに相手に見透かされて

「はい、さようなら!」 となります。

  

好奇心は未知のことなどに興味・関心を

持つことで、探索行動や認知行動を

起こす動機付けになります。

  

ですから、好奇心があれば

質問が湧いてくる。

  

言い換えると、

好奇心から質問が生まれます。

   

そして、好奇心に基づいた質問は

相手に意識の広がりを持たせ

かつ、深く探求させる力がある。

  

言い換えると、

たくさんのことを思い起こすような

質問につながる。

   

  

そして、そんな質問を受けると

探求、内省、発見へといざない

情報収集型の質問より深いところに

意識が行きます。

  

そうなると、どうなります?

  

自身のデータベースから簡単に回答を

導き出すのではなく、

より深く、内省から生まれる発見に

つながり、意識や感情が動きます。

  

その結果、対話が増えて活発化し、

心も開いて、距離感も縮まります。

  

これが医師と MR の間であれば、

前回書いたことと同じで、

クロージングを掛けたら、

より効果が期待できます。

  

  

「好奇心」を持つことの重要性

伝わりましたか?

  

  

それでは、また。

  

 

   

Eagle Heart Association

副代表  西村 卓

作成者: 西村 卓

大学院修了後、MRとして内資製薬企業に入社し、4年後に外資製薬企業に転職。  MR職としては、新人からラインマネージャーに昇格するまでの全期間で大学を担当し、東大病院は9年担当。 ラインマネージャー昇格後は、3地域で計11年の所長職を経験。 所長職の途中、1年間、本社営業戦略部門で業務も経験。 現在は医療施設の事務長として勤務しつつ、キャリアコンサルタントとしてのコンサル対応、人材育成や開発、転職サポートを行っています。

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