Vol.58:好奇心にもとづく質問

信頼関係を構築するには… 

当然、対話が必要で

その場では好奇心にもとづく質問が

ポイントになります。

  

  

前々回、好奇心にもとづいた質問は

相手に意識の広がりを持たせ

かつ、深く探求させる力がある…

  

多くのことを思い起こさす様な質問に

つながる… と書きました。

  

では、普通の質問と好奇心にもとづく

質問で何が異なるのか?

  

  

まずは実例で…

  

① 「あなたの趣味は何ですか?」

  

② 「あなたの趣味は、あなたの生活に

   何をもたらしますか?」

  

① は良く耳にする普通の質問で

情報収集型の質問です。

  

私だったら、「ベンチプレス」と即答。

  

  

現代社会において、私たちは ① の様に

答えを導き出すような具体的な質問を

投げ掛け、情報収集すること鍛えられ

多用してきました。

  

そしてこの様な質問に対して、具体的な

「正解」があると学んできました。

  

学校のテストで、設問に対して

正解を出し評価されることと同じこと。

  

一方、② の様な質問では、即答できず

自身のより深いところに意識が行き

理由の探求や内省につながる…

  

これが好奇心にもとづく質問です。

で、私の回答は…

  

即答できずに、深い所に入って行って

いろいろと考えて、

  

「即答できないほどの、多くの事」

  

  

みなさんも実際に回答してみて下さい。

思考する深さが全く違うことに

気が付くと思います。

  

  

それでは、また。

  

  

  

Eagle Heart Association

副代表  西村 卓

作成者: 西村 卓

大学院修了後、MRとして内資製薬企業に入社し、4年後に外資製薬企業に転職。  MR職としては、新人からラインマネージャーに昇格するまでの全期間で大学を担当し、東大病院は9年担当。 ラインマネージャー昇格後は、3地域で計11年の所長職を経験。 所長職の途中、1年間、本社営業戦略部門で業務も経験。 現在は医療施設の事務長として勤務しつつ、キャリアコンサルタントとしてのコンサル対応、人材育成や開発、転職サポートを行っています。

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