「質問」にフォーカスを当てます。
「質問力」とネット検索すると…
大量に結果が表示されます。
「質問力」と題した本だけで、
何冊あるのか?
あの人も、この人も書いている。
それだけ「質問力」は現代社会において
重要だと思われているのです。
一般的には…
質問力=「わからないこと」や
「疑問に思ったこと」を問いかける力
と定義されます。
これまでに書いてきた様に
MRに必要な「質問力」は、好奇心に
もとづいたものになります。
相手となる医師の思考を「理解」し
「広げる」ための質問を投げかける力
になると考えます。
そしてまた、「質問」を通して
医師とMRの間で共通認識を作り、
信頼関係を構築することでもあります。
言い換えるとコミュニケーション能力の
1つとして捉えることも可能です。
一般的な定義と、MRに求められる
「質問力」の違いをもう少し…
わからないことや疑問に思ったことを
「質問」として相手に問いかけるのは、
インタビューやヒアリングの様に
こちら側から一方的に問いかけること
でしかありません。
一方、MRの「質問力」には関係構築が
含まれるので、こちら側からの一方的な
質問ではダメで、
質問によって医師に気付きや広がりを
認知させるため、「相手側」の視点も
必要となります。
この相手側の視点を持つこと、
これが「好奇心」であったりします。
普段の生活で投げかける「質問」と
MR 活動として医師に投げ掛ける
「質問」に「質」の違いがあること、
認知頂けましたか?
それでは、また。
Eagle Heart Association
副代表 西村 卓