Vol.183:他職種は?

MR から職種変更しようと考えて、

その専門性を活かそうとした場合に

思い浮かぶのが MSL …

メディカルサイエンスリエゾン。

  

  

メーカーだけでなく CSO も含めて

募集が増えています。

  

ただ、MR ほど数を必要としていない

ので、案件当たりの募集人数が

少ないのは確か。

  

  

MSL の主な業務は、

製品に関連する疾患領域を担当し、

新製品であれば上市前の準備、

上市後は製品価値の最適化・最大化に

向けたメディカルプランの実行を

推進すること。

  

具体的には、KOL との関係を構築し、

インサイトの収集、アドバイザリー

ボードの企画・運営、市販後の臨床

研究の推進、メディカル エデュケー

ションの実行 等ですかね。

  

  

MR との絶対的な違いは、営業部隊に

所属していないこと、扱える資料の

多さと範囲、実績に紐付かないこと…

    

大半の業務は、昔の大学担当 MR で

あれば、普通にやっていたことです。

  

  

今、なぜ MSL が注目されているのか?

  

  

プロモーションコードやガイドラインが

厳しくなり、MR 対応に制限が

掛かったことで、医療従事者のニーズを

満たせない状況が生まれ…

そのニーズに対応できる、情報提供が

できる人材、職種に注目が集まっている

と言った感じでしょうか。

  

まぁ、当然の流れですけどね。

  

  

次回は「MSL になるには…」と題して

書きたいと思います。

  

  

それでは、また。

  

  

  

西村 卓

(S-POWER HRコンサル 代表)

作成者: 西村 卓

大学院修了後、MRとして内資製薬企業に入社し、4年後に外資製薬企業に転職。  MR職としては、新人からラインマネージャーに昇格するまでの全期間で大学を担当し、東大病院は9年担当。 ラインマネージャー昇格後は、3地域で計11年の所長職を経験。 所長職の途中、1年間、本社営業戦略部門で業務も経験。 現在は医療施設の事務長として勤務しつつ、キャリアコンサルタントとしてのコンサル対応、人材育成や開発、転職サポートを行っています。

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