MR から職種変更しようと考えて、
その専門性を活かそうとした場合に
思い浮かぶのが MSL …
メディカルサイエンスリエゾン。
メーカーだけでなく CSO も含めて
募集が増えています。
ただ、MR ほど数を必要としていない
ので、案件当たりの募集人数が
少ないのは確か。
MSL の主な業務は、
製品に関連する疾患領域を担当し、
新製品であれば上市前の準備、
上市後は製品価値の最適化・最大化に
向けたメディカルプランの実行を
推進すること。
具体的には、KOL との関係を構築し、
インサイトの収集、アドバイザリー
ボードの企画・運営、市販後の臨床
研究の推進、メディカル エデュケー
ションの実行 等ですかね。
MR との絶対的な違いは、営業部隊に
所属していないこと、扱える資料の
多さと範囲、実績に紐付かないこと…
大半の業務は、昔の大学担当 MR で
あれば、普通にやっていたことです。
今、なぜ MSL が注目されているのか?
プロモーションコードやガイドラインが
厳しくなり、MR 対応に制限が
掛かったことで、医療従事者のニーズを
満たせない状況が生まれ…
そのニーズに対応できる、情報提供が
できる人材、職種に注目が集まっている
と言った感じでしょうか。
まぁ、当然の流れですけどね。
次回は「MSL になるには…」と題して
書きたいと思います。
それでは、また。
西村 卓
(S-POWER HRコンサル 代表)