担当エリアが 2~3 倍の広さになると
エリア内に存在する医療機関の数も
2~3 倍になります。
でも、MR 当たりのターゲット数は
ある程度、基準が決められていますから
その数に合わせて、ターゲット選定する
ようになります。
選定の際には、これまで以上に
医師の専門性に注目することに
なるでしょう。
例えば、これまでの良好な人間関係から
ある製品が月に 50 万近く売れている
一般内科クリニックと、
15 万位しか売れてないけど、製品の
専門性に合致し、施設名にも標榜
している様な施設では、後者の方が
ターゲットの優先度が高くなります。
ですから、これまで人間関係が
処方量に影響していた様な施設に
MRが訪問しなくなるケースも
出て来ます。
先生は不機嫌になりますよね~。
「あのメーカーは、出禁だ!」なんて
ことが頻発する様に思います。
とは言っても、物理的に訪問先を絞って
稼働せざるを得ない訳ですから、ここは
マインドセットが必要になります。
あそこの施設は、とにかく訪問すれば
薬を使ってくれる… なんてことは
過去の話ですよ。
本来、MR の定義には売上目標の
記載はありませんから…
あくまでも会社側の都合で目標を
負荷しているだけです。
あるべき姿の MR になる!と
考えれば、いいだけなんですけど…
ここに到達するためには、
企業側、MR 側、医療従事者側、
それぞれの立場で、理解が
進まないと難しいです。
誰かが、真剣にこれを推進しなければ
いけないのは分かってはいるけど、
なかなかねぇ~。
それでは、また。
西村 卓
(S-POWER HRコンサル 代表)