Vol.217:New ニューノーマルな稼働 ②

担当エリアが 2~3 倍の広さになると

エリア内に存在する医療機関の数も

2~3 倍になります。

  

  

でも、MR 当たりのターゲット数は

ある程度、基準が決められていますから

その数に合わせて、ターゲット選定する

ようになります。

  

  

選定の際には、これまで以上に

医師の専門性に注目することに

なるでしょう。

  

  

例えば、これまでの良好な人間関係から

ある製品が月に 50 万近く売れている

一般内科クリニックと、

15 万位しか売れてないけど、製品の

専門性に合致し、施設名にも標榜

している様な施設では、後者の方が

ターゲットの優先度が高くなります。

  

  

ですから、これまで人間関係が

処方量に影響していた様な施設に

MRが訪問しなくなるケースも

出て来ます。

  

 

先生は不機嫌になりますよね~。

「あのメーカーは、出禁だ!」なんて

ことが頻発する様に思います。

  

  

とは言っても、物理的に訪問先を絞って

稼働せざるを得ない訳ですから、ここは

マインドセットが必要になります。

  

  

あそこの施設は、とにかく訪問すれば

薬を使ってくれる… なんてことは

過去の話ですよ。

  

  

本来、MR の定義には売上目標の

記載はありませんから…

あくまでも会社側の都合で目標を

負荷しているだけです。

  

  

あるべき姿の MR になる!と

考えれば、いいだけなんですけど…

  

  

ここに到達するためには、

企業側、MR 側、医療従事者側、

それぞれの立場で、理解が

進まないと難しいです。

  

誰かが、真剣にこれを推進しなければ

いけないのは分かってはいるけど、

なかなかねぇ~。 

  

  

それでは、また。

  

  

  

西村 卓

(S-POWER HRコンサル 代表)

作成者: 西村 卓

大学院修了後、MRとして内資製薬企業に入社。  新人MRから都内の大学担当となり、2大学を担当した後に外資製薬企業に転職。   転職後も都内の大学及び大病院を担当し、東大病院は9年間担当。 14年間のMR期間を経てラインマネージャーに昇格し、3地域で計11年の所長職を経験。 所長職の途中、1年間、本社営業戦略部門での業務経験あり。  これまでの経験を活かし、人材育成・開発・紹介を行います。

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