コロナ禍の MR 活動が
ニューノーマルとして定着
してから 1~2 年でしょうか。
デジタルツールの活用
リモート面談の推進
実面会に関する KPI の変化…
1年も経験すれば、これが当たり前に
なっていると思います。
ただ、その環境は長く続かないと
思います。
既に、外資大手 3社で早期手上げ
ポジションクローズによる
人員削減を進めていることは
みなさんもご存知の通り。
人が減った後の状況って、
想像したことあります?
今週、先行して手上げを実施した
メーカーで、MRとして残る方
から話を聞きました。
社内の状況としては、MR 数が半数
以下になるのですから転勤、異動が
多発し、ワチャワチャ状態とのこと。
引継ぎ期間を一応設けて、年末までに
実施するのですが、2~3 MR で
担当していたエリアを1人で担当する
ことになるので、実質引継ぎなんか
できません…。
退職される方、異動する方が
1人で挨拶に行って、これまでのお礼を
言って、「はい、おしまい!」 って
感じみたいです。
今まで築きあげてきた、医師とMR、
医師とメーカーとの関係や歴史が
途絶える瞬間になるのでしょうね。
人間関係を構築し、薬剤情報を
やり取りする時代の終焉を
迎えつつあるのだと認識した次第。
一方で、この環境下で行う MR 活動が
製薬業界、医薬品業界における
本当のニューノーマルなのかも
しれないと思い始めています。
これまで、想像することも
出来なかった大きな波が
本当に押し寄せて来ていますよ…
それでは、また。
西村 卓
(S-POWER HRコンサル 代表)