今日は趣味の話。
私の趣味、ベンチプレスが
大変なことになっています。
来年から競技ルールが変更されます。
簡単にルールを説明すると…
ベンチ台に寝て、自己申告した重さに
なったバーベルをラックから外して
持ちます。
主審の「スタート」との合図を受けて、
バーベルを降ろし始めて
体に接地させ、止めたところで
「プレス」と合図が掛かるので、
それを聞いてから挙上。
で、挙げ切ったところで「ラック」と
合図が掛かるので、ラックに戻す。
これを 3 試技やるだけ。
一連の動作の中で、頭部とお尻はベンチ
台に接地していなければなりません。
足も浮かすことはできません。
主審の合図を無視してはいけません。
挙上途中でバーベルが下がるのもダメで
肘は伸びていないとダメ…
この競技において、運動量を減らす、
バーベルの移動距離を減らすことが
高重量を扱うには有利です。
頭部とお尻が台についていれば
ブリッジを高くしてバーベルの
移動距離を短くしてもルール上は
問題ありませんでした。
移動距離を短くすれば、少し肘を曲げる
だけで体に接地する様になります。
これは力ではなく、テクニック。
これで一部の選手はもの凄い記録を
残してきましたが、本来の競技の
意味合いから外れる、公平性が…
という背景からのルール変更です。
新ルールは、バーベルを降ろした時に
肩の表面より肘の下面が水平以下に
下がっていること。
国際パワーリフティング連盟(IPF)は
このルール変更で影響を受けるのは
選手の 5 %と言っているのですが、
日本人選手はかなり影響を受けます。
私は体が硬いので、今までのフォーム
でも、なんら問題は無いのですが、
影響を受ける人は、フォームの修正を
迫られています。
あの人、すごい体柔らかいよね~。
めちゃくちゃブリッジ高いよね~。
羨ましい… と言った会話は
来年になったら無くなります。
ある意味、この変化が楽しみ。
それでは、また。
西村 卓
(S-POWER HRコンサル 代表)